Ancestors

四半世紀にわたってマリア・シュナイダー・オーケストラで活躍。
惜しくも亡くなった鬼才ピアニストからのラスト・メッセージ

  • アーティスト:Frank Kimbrough
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1639
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Frank Kimbrough / Ancestors

1. Waiting in Santander
2. Air
3. November
4. Ancestors
5. Eyes
6. Jimmy G
7. Beginning
8. Union Square
9. Over
10. Solid
11. All These Years

メンバー:
Logan Strosahl (alto saxophone, flute, clarinet) with The Charles Rosen Ensemble Conducted by Michael Cohen-Weissert
Recorded at Jazz-Institut Berlin, January 2021

★昨年12月30日に惜しまれつつ他界した現代ジャズ・ピアノの哲人、フランク・キンブローの“最新作”。晩年の充実ぶりを伝える、力作トリオ・アルバムの誕生です!
★四半世紀にわたってマリア・シュナイダー・オーケストラのピアニストとして活動したほか、ハービー・ニコルス・プロジェクト、ライアン・トゥルースデルのギル・エヴァンス・プロジェクトにも参加。20世紀のジャズ・ジャイアントへの限りない敬愛をこめながら、自身のジャズを前進させてきた音楽家がフランク・キンブロー。リーダー・アルバムも20種を超え、セロニアス・モンクの全楽曲に取り組んだ6枚組大作『Monk's Dreams: The Complete Compositions of Thelonious Sphere Monk』(2018年発表)も大きな話題を集めました。
★このアルバム『Ancestors』は2017年6月3日に録音された作品で、彼の死後初めて登場するリーダー作。共演メンバーはコルネット奏者のカーク・クヌフクとベース奏者のマサ・カマグチ。コルネット一筋に活動を続け、レニー・トリスターノ一派のテッド・ブラウンから若手最前線のメアリー・ハルヴォーソンまで幅広いミュージシャンと共演を続けるカーク。ジェイコブ・サックス(ピアノ)~ヴィニー・スペラッツァ(ドラムス)とのトリオでも人気を集めるバルセロナ拠点のベース奏者カマグチ。いずれも現代ジャズ・シーンに欠かすことのできない精鋭です。
★フランクとカマグチはアルバム『Rumors』(2010年)などいくつかのアルバムで共演し、フランクとカークもジェイ・アンダーソンの『Deepscape』(2019年)で演奏していますが、カークとカマグチの顔合わせは今回が初めて。メンバー3人は事前に一緒に演奏することのないままスタジオに集まり、キンブローが持参したオリジナルに取り組み、即興演奏を行ないました。その一日の記録がここに収められています。M-6は、フランクが敬愛するクラリネット/サックス奏者ジミー・ジュフリーに捧げられた一曲。この曲に限らず、ドラムレス編成ならではの空間重視かつ幻想的なサウンドを、このアルバムではたっぷり味わうことができます。

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