Folks

ジョン・ケージとの交流を持つ“思索するジャズ・ピアニスト”
ラス・ロッシングによる、フォーキーな新境地!!

  • アーティスト:Russ Lossing
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1658
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Russ Lossing /Folks

1. Heaven Above
2. Village Folk
3. Grey
4. Country Folk
5. Call Now
6. Mountain Folk
7. Lighting Bug
8. Village Folk II

メンバー:
Russ Lossing (piano), John Hébert (bass), Michael Sarin (drums)
Recorded by Paul Wickliffe at Charlestown Road Studio, N.J., July 13, 2017

★ベラ・バルトークやアルノルト・シェーンベルクを敬愛し、ジョン・ケージと交流。現代音楽への深い造詣を投影した独自の音作りで、約40年間にわたって第一線に立ち続けるピアニスト/作曲家がラス・ロッシングです。ジャズのメジャー・シーンとは一線を画しつつも、SteepleChase、HatOLOGY、Fresh Sound New Talent、そしてSunnyside等のレーベルから数々の重要作を発表。このアルバム『Folks』は、ポール・モチアンの楽曲集『Drum Music』(2012年)と『Motian Music』(2019年)、『Metamorphism』(2021年)に続くSunnysideからのリリースで、フォーク・ミュージック(民謡)にモチーフを求めたロッシングの新たな境地を味わうことができます。
★1960年、アメリカ中西部のオハイオ州生まれ。5歳からクラシック・ピアノのレッスンを受け、10歳で作曲や即興演奏を始め13歳でジャズに開眼。オハイオ州立大学(ピアノ・パフォーマンス)やマンハッタン音楽院(ジャズ・スタディー)で学び、1986年には著名な現代作曲家であるジョン・ケージと出会い、大きな感銘を受ける。翌1987年以降はニューヨークを拠点に、ピアニスト/作曲家としてクリエイティヴな活動を続けています。
★共演者はいずれもロッシングの盟友たち。ベース奏者のジョン・エイベアは、晩年のアンドリュー・ヒルと共演を続けた名手。Sunnysideからのリーダー作では『Rambling Confessions』、ピアニストのルシアン・バンとのデュオ『Enesco Re-Imagined』が話題を集めました。ドラマーのマイケル・サリンは1991年にロッシングと出会い、以来共同作業を続けてきました。このアルバム『Folks』の録音自体は『Metamorphism』と同じく2017年に行なわれていますが、まさしく「発表されるべくして発表された音楽」と形容すべき、新鮮なサウンドに溢れています。
★これまで400曲以上を作曲し、20種以上の映画音楽に関わってきたロッシング。バルトークに表敬したM-3「Grey」、タイトル通りのフォーキーな曲調が魅力的なM-2&8「Village Folk」(二部構成)を筆頭に、抽象的な中に狂おしいまでのロマンティシズムをたたえるメロディ・ラインと、磨き抜かれたピアノ・タッチの融合は唯一無二の域に達しています。スウィンギーなスタイルのジャズではありませんが、ピアノ、ベース、ドラムスが一体となった創造的なコンポジションに関心のある方には必携の一枚といえましょう。

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