「カチュア・セラニータ」~音楽、舞曲、そして「世界の果ての聖母」

コレギウム・マリアヌム注目の新録音!
音楽、舞曲、そして「聖母」。
音楽で喜びを分かち合うボリビア、ペルー、モラヴィアの17世紀から18世紀の音楽!

  • アーティスト:コレギウム・マリアヌム
  • レーベル:SUPRAPHON
  • 品番:SU-4309
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:DDD
  • 収録時間:50:15

TRACK LIST

「カチュア・セラニータ」~音楽、舞曲、そして「世界の果ての聖母」

●「Hanaq pachap cussicuinin(聖母マリアへの賛歌)」(フアン・ペレス・デ・ボカネグラ詞)(1631)
●クリスティアン・ゴデフリドゥス・ヒルシュメンツェル(1638-1703):モラヴィツァとボヘミカス・サルタス(1698)
●「Šla panenka smutně」~クラヴィコードのためのハナキヤ舞曲集からの民謡(1700頃)
●作者不詳 / ヨハン・アントン・ロジー・フォン・ロージンタール?(1650頃-1721):「Aria Hannaco」
●ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):「Hanaquoise」ニ長調 TWV 55:D3~組曲集「諸国の人々」より
●ヤン・ヨゼフ・イグナーツ・ブレントナー(1689-1742):室内協奏曲 ニ短調 Brk 92
●作者不詳 / ドメニコ・ツィーポリ?(1688-1726):「Zuipaqui / Ad Mariam」
●ブレントナー:ブレーとカプリッチョ~協奏曲 ト短調 Brk 96より
●「Vyletěla holuběnka ze skály」~カレル・ヤロミール・エルベンのコレクションからの民謡(1864)
●マルティン・シュミット(1694-1772):「Pastoreta Ychepe Flauta」
●「Taye jueves Santo」(18世紀の写本「サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ」)
●テレマン:「Hanasky」ホ長調 TWV 55:E1~組曲集「諸国の人々」より
●3つのペルー民謡
●「Na Svatém Kopečku」~フランティシェク・スシルのコレクションからの民謡(1860)
●「Když jsem já šel na Svatý Kopeček」~フランティシェク・スシルのコレクションからの民謡(1860)
●「カチュア・セラニータ」(マルティネス・カンパニョン写本)

コレギウム・マリアヌム
ヤナ・セメラードヴァー(バロック・フルート、フルート、リコーダー、指揮)
ヴォイチェフ・セメラード(バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ、歌、打楽器)
イジー・スィハ(バロック・ヴァイオリン、チャランゴ、歌)
マルツェル・ツォメダント(ツィンバロン、打楽器)
ヤーン・プリエヴォズニーク(Gヴォオローネ)
セッション録音:2021年9月4&5日/福音教会、ヴルボヴェ(スロバキア)

★17~18世紀の南米のイエズス会の伝道にも現代のグローバル化という概念が少なからずありました。イエズス会は人の心を深く揺さぶる音楽の力を熟知しており、彼らが海を渡って持ち込んだヨーロッパの音楽はあっという間にボリビアやペルーの先住民に受け入れられ、チェコの作曲家ブレントナー、イタリアのイエズス会の宣教師ドメニコ・ツィーポリ、スイスの宣教師マルティン・シュミットの作品もまた南米のジャングルの集落や山中で演奏されるようになりました。それはまるでケチュア語がスペイン語と混じり合うように、ヨーロッパの音楽が現地の伝統的な音楽と混じり合っていくように。
★ケチュア語の賛歌「Hanaq pachap cussicuinin」やツィーポリの「Zuipaqui」でもわかるように彼らは音楽と歌を通して神をたたえ、聖母マリアに祈りを捧げてきました。モラヴィアでもまた同じように華やかな器楽の伴奏を加えて歌と踊りが楽しまれていました。それはまさに音楽におけるグローバル化です。スプラフォン・レーベルからの数多くの録音でも知られる名団体コレギウム・マリアヌムが当時の音楽を喜びに満ち演奏、そして歌っております。

トレイラーはこちら→ https://youtu.be/UqWTO8pVkTE

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