アレッサンドロ・ピッチニーニ リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集

アーチリュート、テオルボから
これほどまでに豊かな表情と色彩感溢れる音色が!
ピッチニーニ作品集

  • アーティスト:佐藤亜紀子
  • レーベル:WAON RECORDS
  • 品番:WAONCD-530
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:HQCD
  • 収録時間:63:54

TRACK LIST

アレッサンドロ・ピッチニーニ リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集/佐藤亜紀子

アレッサンドロ・ピッチニーニ:
1 トッカータ第1番 (1623)
2 真のスペイン風カポーナのチャッコーナ( 1639)
3 トッカータ第16番 (1623)
4 トッカータ第23番 (1623)
5 ベルガマスカ( 1639)
6 ロマネスカ風フォリアにもとづく変奏曲( 1623)†
7 変奏曲形式のチャッコーナ( 1623)†
8 若い娘( 1623)†
9 アルマンドとして知られるフランスの俗謡にもとづく変奏曲( 1623)†
10 アルマンドにもとづくコレンテ第6番 (1623)†
11 "半音階的"トッカータ第3番 (1623)†
12 パッサカリア( 1639)
13 トッカータ第1番 (1639)
14 "半音階的"トッカータ第12番 (1623)
15 トッカータ第2番 (1623)
16 変奏曲形式のサラバンダによるアリア( 1623)
17 情念豊かなアリア第1番 (1623)
〔()は出版年〕

佐藤亜紀子〔アーチリュート/テオルボ†〕
録音:2021年11月8-11日、千葉市美浜文化ホール 音楽ホール
[ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
Microphones : PureT Records current transmission microphones with Schoeps MK2H capsules,
designed and manufactured by Mouri Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified 2018), Tokyo
Stereo setting : A-B pair microphones
Preamplifier : PureT Records PT-CMP01, designed and manufactured
by Mouri Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified 2016), Tokyo
AD converter : Mytek Digital Brooklyn ADC
Recorder : TASCAM DA-3000
Master clock : Grimm Audio CC2
DSD/PCM to PCM converter : Weiss Saracon-DSD

★17世紀初頭を代表するリュート奏者・作曲家のアレッサンドロ・ピッチニーニによる、アーチリュートとキタローネのための独奏曲集。演奏するのは佐藤亜紀子。故左近径介氏と水戸茂雄氏、さらにユングヘーネル、ホプキンソン・スミスらのもとでも学び、BCJなどにも参加しています。ピッチニーニはアルフォンソ2世といった君主、貴族らに仕え、その楽曲はボローニャで出版された2冊の出版譜を通じて知られています。2023年が出版記念400年となる『リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻』(1623)は、作品自体が素晴らしいのはもちろん、リュートの演奏その他に関する重要な序文(当時のイタリアにおけるリュート奏法に関する詳細かつ具体的な指南であるだけでなく、ほかの器楽曲にもあてはまる助言や、ピッチニーニによる楽器の発明などに関する記述など)を含んでいるという点でも重要な楽譜です。リュートの重要な作品を体系的に録音した貴重な録音の登場といえましょう。佐藤は一音一音を慈しむように奏でており、驚くほど色彩豊かな音色を引き出しています。たっぷりとした息遣いの自然な音楽の流れ、舞曲での活き活きとしたリズムと表情も魅力です。楽器の音色を色彩豊かにとらえた録音も見事です。ピッチニーニの最初の曲集(1623年)出版400周年記念。

Artist

佐藤亜紀子(さとうあきこ)
東京芸術大学音楽学部楽理科卒。在学中に故左近径介氏と水戸茂雄氏にリュートの指導を受ける。ドイツ国立ケルン音楽大学でコンラート・ユングヘーネル氏に師事し、ソリスト・ディプロマ取得。スイスのバーゼル・スコラ・カントールムでホプキンソン・スミス氏に師事。2010年まで東京芸術大学音楽学部古楽科教育研究助手を務める。文化庁新進芸術家海外研修員としてスペインのバルセロナ高等音楽院にて、シャビエル・ディアス-ラトーレ氏にバロックギターを師事。
 第一回台東区芸術文化支援制度対象事業として音楽物語「ジョン・ダウランド物語」(2009)をプロデュースし、好評を博した。2014年にはソロCD「ララバイ、イギリスルネサンス期のリュート音楽」をリリース。ジルヴィウス・レオポルド・ヴァイスの作品を演奏するコンサートシリーズを企画。NHKのテレビ番組「らららクラシック」にリュートとビウエラのソロ演奏で出演。
 通奏低音奏者として、歌手や器楽奏者とのアンサンブル、バロックオペラ等多数出演。「バッハ・コレギウム・ジャパン」の「世俗カンタータvol.6」の録音に参加、BCJの「聖母マリアの夕べの祈り」、「ポッペアの戴冠」、二期会ニューウェーブオペラによるヘンデルのオペラ(鈴木秀美指揮)、イタリアの隠れた名曲を発掘して演奏する音楽学者佐々木なおみ氏主宰の「ディスコルシムジカーリ」、後期ルネサンスからバロック時代の宗教曲を演奏する福島康晴氏主宰の古楽アンサンブル「エクス・ノーヴォ」に通奏低音奏者として共演。2018年よりパリ在住の歌手高橋美千子との古楽ユニット「たまひび」の活動を開始し、2021年にCD「たまひび」をリリース。
コロナ禍において積極的に演奏動画をyoutubeにあげている(Youtubeチャンネルatelierlakko)。
アイゼナハ音楽院リュートクラス講師。アトリエ楽古主宰。https://www.atelierlakko.com/

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