★フランク・ザッパのメンバーとして有名なナポレオン・マーフィー・ブロックが、ドイツの現代音楽アンサンブルと共演したライブ盤『Frank Zappa: Bad Doberan & Elsewhere』がYatak Recordsよりリリース。
★ナポレオン・マーフィー・ブロックはシンガー/サックス奏者/フルート奏者。フランク・ザッパとのコラボレーションで知られ、ザッパのバンド「マザーズ・オブ・インヴェンション」では1974/75年にジョージ・デューク、ジャン・リュック＝ポンティとともにリード・シンガーを務めた。2009年、ナポレオン・マーフィー・ブロックは、ザッパ・プレイズ・ザッパ・プロジェクトと共にフランク・ザッパ作曲の「Peaches en Regalia」を演奏し、第51回グラミー賞の""Best Performance of a Rock Instrumental ""部門を受賞した。
★アンサンブル・ムジークファブリックは、ドイツ/ケルンで結成された現代音楽アンサンブル。1990年に創設され、このジャンルを代表するアンサンブルのひとつであり、実験的で自由奔放な作品で際立っている。アンサンブル・ムジークファブリックは、「ムジークファブリック・イムWDR」などの独自のコンサート・シリーズも開催しており、2014年には独自のレーベル「ムジークファブリック」を設立した。
★今作『Frank Zappa: Bad Doberan & Elsewhere』は、2019年に開催されたフランク・ザッパをトリビュートする祭典”ザッパナーレ2019”での模様を収録しており、1970年代にフランク・ザッパ・バンドのリード・シンガー、サックス奏者として大活躍したナポレオン・マーフィー・ブロックをメインに、ケルンの音楽プロジェクトであるアンサンブル・ムジークファブリックが演奏している。
★ブロックが奏でるファンキーなサックスのラインがオーケストラと交互に現れ、そのすべてが正確なパーカッション演奏によって支えられ、表現力豊かな一面が伺える。また、このコンサート録音は、90年代にザッパの音楽アシスタントを務めたアリ・N・アスキンがプロデュースしており、オーケストレーション、編曲、そしてほとんどのトランスクリプションもアスキンが手がけた。”偉大な音楽家”フランク・ザッパへオマージュを捧げたジャズ・ロック・アルバム。