ヴィリヤム・ニーテュコスキ、ルーツ・ミュージック作曲家

フィンランド、ルーツ・ミュージック作曲家
ヴィリヤム・ニーテュコスキの多様な楽曲を
名門オストロボスニア室内管弦楽団が演奏

  • アーティスト:オストロボスニア室内管弦楽団
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-468
  • ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:63分06秒

TRACK LIST

ヴィリヤム・ニーテュコスキ、ルーツ・ミュージック作曲家

ヴィルャミ・ニーテュコスキ(1895–1985)
1.カウスティネンの行進曲(Kaustislainen marssi) 
2.夏の思い出(Kesän muisto)
3.響きの波(Sävellaineita) 
4.喜びと悲しみと(Iloa ja surua) 
5.楽しいポルスカ(Iloinen polska)
6.嘆きの行進曲(Surunvoittoinen marssi) 
7.思い出のバラ(Muistojen ruusuja)
8.移りゆく気分(Tunnelmasta toiseen) 
9.ポルカ・メドレー(Polkkasikermä)
10.短調のシリア・ワルツ(Silia valssi mollissa) 
11.演奏者の挨拶(Soittajan tervehdys)
12.自然の音(Luonnon ääniä) 
13.愉快にやろう(Reipasta menoa)
14.お別れの行進曲(Jäähyväismarssi) 
15.スピードの魅惑(Vauhdin hurmaa)
16.憂鬱の秋(Syyssynkkyyttä) 
17.アダージョ(Adagio) 
18.夏の感覚(Suvitunnelma)
19.音で遊ぼう(Leikkivät sälvelet)

オストロボスニア室内管弦楽団
マーリン・ブルーマン(音楽監督)

録音:2021年9月13日–15日 スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)
制作・録音エンジニア・編集:マルック・ヴェイヨンスオ

★フィンランドでもっとも国際的に知られるオーケストラのひとつ、オストロボスニア室内管弦楽団は、1972年、指揮者ユハ・カンガスにより中部ポホヤンマー県のコッコラに学生オーケストラとして創設されました。1989年にプロ・オーケストラに改組。2013年からカンガスの後任としてサカリ・オラモが芸術監督を務め、2019年秋、スウェーデンのマーリン・ブルーマン Maroij Broman が音楽監督に就任しました。
オストロボスニア室内管弦楽団の創設50周年を記念するアルバムではルーツ・ミュージック作曲家」のヴィルャミ・ニーテュコスキViljami Niittykoski(1895–1985)の音楽が特集されます。ニーテュコスキは、毎年7月にフォーク・ミュージック・フェスティヴァルが開催されることで知られるカウスティネン市のサロンキュラ地区で生まれ、指物師や両親が開墾した農場の仕事で生計を立て、土地の人々が伝えてきた音楽に触れて育ちました。19歳の時に最初の曲《思い出のバラ》を作り、1930年代の初期には地域のフィドル弾きを集め「サロンキュラ・オーケストラ」も組織。1985年に没するまでに100を超す数の曲を作りました。
このアルバムでは、「オスカル・メリカント、レーヴィ・マデトヤ、ヘイッキ・クレメッティといったナショナル・ロマンティシズム期の作曲家に倣った世俗と宗教の歌曲、合唱曲」「サロンオーケストラ・スタイルの器楽曲」「カウスティネン民俗音楽祭に合わせて書いたフォーク・スタイルの小曲」とスタイル分けされる彼の作品が19曲、演奏されます。
ニーテュコスキ自身のオーケストレーションによる《音で遊ぼう》以外の曲は、ティモ・アラ=コティラ Timo Ala-Kotila(1959–)、イルッカ・コタヤ Ilkka Kotaja(1980–)、ラウリ・プラッカ Lauri Pulakka(1962–)、『フォーク・シーズン』(ABCD 402)のクレータ=マリア・ケンタラ Kreeta-Maria Kentala(1964–)が編曲。プラッカが編曲した《自然の音》は「かなり速いテンポ」の〈春の鳥(Kevätlinnut)〉、「自然なリズム」の〈寄せるさざ波(Laineiden läikettä)〉〈カッコウの鳴き声(Käen kukuntaa)〉、「ゆっくりと深く」〈松の葉のささめき(Honkain huminaa)〉と〈コーダ(Coda)〉の5つの部分からなる小曲です。

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