チェロ・ソナタ集

「かれの世代で、こんなにも天賦の才に恵まれたものはほとんどいない」
―パブロ・カザルス
名門アルディッティ四重奏団の顔として活躍
伝説の名手サラムが弾くチェロ・ソナタ集

  • アーティスト:ロハン・デ・サラム、ベンジャミン・フリス
  • レーベル:FIRST HAND RECORDS
  • 品番:FHR-34
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

・アイヴァー・キーズ(1919-1995):チェロ・ソナタ (1960)
・シベリウス:マリンコニアop.20
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調op. 78 ( パウル・クレンゲル編/チェロとピアノのための)
ロハン・デ・サラム(チェロ)
ベンジャミン・フリス(ピアノ)
収録:2014年4月1-2日/イギリス、ケント、トンブリッジ・スクール、リサイタル・ホール(セッション・24bit 96kHz ステレオ)

★かつてアルディッティ四重奏団のチェリストとして名を馳せたロハン・デ・サラムが70代半ばを迎えて、2014年にリリースする最新アルバム。ブラームス、シベリウスそしてキーズによるチェロとピアノのための作品3篇を収録しています。
 なかでも目を引くのが、キーズのチェロ・ソナタ。アイヴァー・キーズ(1919-1995) は、サラムが1958年にウィグモア・ホールでデビュー・リサイタルをおこなった際にメインのピアニストを務めた人物で、演奏家であると同時に、教師、作曲家、作家、学者としても知られています。
サラムによると、キーズとは1950年代から60年代にかけて、英国でのサラムのキャリア初期を通して数多くのリサイタルで共演を果たし、キーズのチェロ・ソナタを幾度も演奏したそうです。
また、ノッティンガムとバーミンガムにあったキーズの家にもよく滞在して、夫人と4人の子どもたちをよく知るという、サラムの述懐からは、サラムとキーズの親交が公私に亘り深いものであったことが窺えます。
 キーズの卓越したピアノの様式を高く評価し、「このジャンルの傑作」とサラムが太鼓判を押す「チェロ・ソナタ」は、ほかならぬサラムが取り上げたことでたいへん価値ある内容となっています。
 ピアノ・パートを受け持つのは、1957年サウス・ヨークシャー出身のベンジャミン・フリス。1986年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール最高位、1989年第6回イスラエルのルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール最高位という、輝かしいキャリアを誇るフリスのピアノはまさにキーズの作品にはピッタリといえるでしょう。

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