テレマン:ブロッケス受難曲

ヤーコプスによる宗教曲決定的名演!
テレマンの大作「ブロッケス受難曲」
息、熱、血、そして美しさに満ちた演奏

  • アーティスト:ルネ・ヤーコプス、AKAMUS、RIASベルリン室内合唱団
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMM-932013
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD

TRACK LIST

テレマン(1681-1767):ブロッケス受難曲(全曲)

ルネ・ヤーコプス(指揮)
RIAS室内合唱団
ベルリン古楽アカデミー
ダニエル・ベーレ(T/福音史家、信仰心Ⅵ)、ヨハネス・ヴァイサー(Br/イエス、信仰心Ⅴ)、マリー=クロード・シャピュイ(Ms/ユダ、信仰心Ⅲ、娘Ⅰ)、ドナート・ホーヴァール(T/ペトロ、ピラト、信仰心Ⅳ)、ブリギッテ・クリステンセン(S/シオンの娘Ⅰ、信仰心Ⅰ、マリア、女Ⅰ)、リディア・トイシャー(S/シオンの娘Ⅱ、信仰心Ⅱ、娘)
録音:2008年3月

★ブロッケスは、18世紀ドイツ文学界の重要人物。彼が書いたこの受難曲のテキストには、テレマンのほかにも、ヘンデルやカイザー、マッテゾンら13人もの作曲家が付曲しています。テレマンの受難曲は1716年4月2日に初演、大成功をおさめ、かの大バッハ1739年(45歳頃、自らがマタイ・ヨハネ両受難曲を作曲した後)に全曲を写譜して研究したほどに有名曲となりました。ヤーコプスは、人間味豊か、絡み合う音が魅力のテレマンの名作を、大変見事に、瑞々しく現代によみがえらせました。
序曲は器楽によるシンフォニア。まるでオーボエ協奏曲のような充実したシンフォニアを、名団体ベルリン古楽アカデミーで聴けるとは! バッハの受難曲が福音書家の役割が非常に大きいのに対し、テレマンの作品は、それぞれのソリストが「信仰心」という役割を持ち、場面場面で、二重唱や三重唱で信者(=わたくし)の心を代弁、活躍します。イエスが十字架上で「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」と言う場面は、実に人間味に溢れていてドラマティック。終曲コラールでは、トランペットの響きも高らかに、イエスの死による私たちが罪から救い出されるということを力強く讃美していて、大変輝かしい終結となっています。ヤーコプスの完璧なコントロールの指揮の下、歴史的名曲の理想的な名演です。

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