ベートーヴェン:歌劇『レオノーレ』op.72a, 1805年版(第1稿)

ベートーヴェン・イヤー最大の注目盤、ヤーコプスの「レオノーレ」
新装版で登場!
ベートーヴェン・イヤー2020
ベートーヴェン唯一のオペラ『フィデリオ』
そのオリジナルの姿、『レオノーレ』(第1稿)をヤーコプスが録音!
台詞部分も徹底検証 緊迫かつ充実の演奏!
『フィデリオ』の真の姿を世に問う!

  • アーティスト:ルネ・ヤーコプス
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMM-932414
  • ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD

TRACK LIST

ベートーヴェン:歌劇『レオノーレ』op.72a, 1805年版(第1稿)
~1805年11月20日、アン・デア・ウィーン劇場にて初演/3幕から成るオペラ(『フィデリオ』の第1稿)

台本:ヨーゼフ・ゾンライトナー(ジャン=ニコラ・ブイイのフランス語台本“レオノール、あるいは夫婦の愛”による)
ダイアログ:ルネ・ヤーコプス監修

ルネ・ヤーコプス(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ≪コンサートミストレス:アンネ・カタリーナ・シュライバー≫
チューリヒ・ジング・アカデミー≪合唱指揮:フロリアン・ヘルガート≫

マルリス・ペーターセン(レオノーレ(フィデリオ)/ソプラノ)
マキリミリアン・シュミット(フロレスタン/テノール)
ディミトリ・イヴァシュチェンコ(ロッコ/バス)
ロビン・ヨハンセン(マルツェリーネ/ソプラノ)
ヨハネス・ヴァイサー(ドン・ピツァロ/バリトン)
タレク・ナズミ(ドン・フェルナンド/バス)
ヨハンネス・チュム(ヤキーノ/テノール)

録音:2017年11月7日、フィルハーモニー・ド・パリ、ライヴ録音

★ベートーヴェン・イヤーに注目のリリースの登場です!ヤーコプスが『レオノーレ』(第1稿)を録音しました!ベートーヴェン唯一のオペラ『フィデリオ』(1814)には、3つの稿が存在していますが、現在では、1814年の最終形ともいえる『フィデリオ』がレパートリーとなっています。これに逆らうように、ヤーコプスが『フィデリオ』の原型ともいえる『レオノーレ』第1稿を録音しました!
★1805年に完成された第1稿は、初演時の様々な不運な状況もあり、失敗に終わりました。その後2度改訂され、1814年の稿が現在でも演奏されています。1805年の初稿と、第2稿以降で大きく違う点は、第1稿が3幕構成なのに対し、第2稿以降は2幕構成になっていること。また、第1稿で重要なウェイトを占めた台詞部分も、第2稿以降ではかなり縮小されています。ヤーコプスはこの第1稿の大きな魅力である台詞部分にも注目し、ゾンライトナーの台本を尊重しつつ、原作のフランス語の小説にあたるなどして、多少の編集を施しながら、言葉づかいを現代に近づけています。たとえば冒頭序曲の次も、この第1稿ではセリフ劇から始まります(現行の『フィデリオ』では二重唱)。この「レオノーレ」第1稿は、音楽的にもストーリー的にも比類なきクオリティを持っており、オーケストラと歌唱陣の両者に高度な技術を要求します。ヤーコプスと彼が選んだメンバーたちだからこそ実現できた、素晴らしい録音の登場です!
★初回仕様盤(HMM 902414)が終了となりましたので、今後はこちらの品番で流通します。歌詞対訳つきの国内仕様盤も、こちらの商品に帯・解説等が付属するかたちとなります。

=「フィデリオ」と「レオノーレ」のタイトルについて】=
ベートーヴェンは1805年第1稿初演当初から「レオノーレ」というタイトルでの上演を希望していましたが、興業主側が他の作曲家による前作と区別するために「フィデリオ」というタイトルで上演するよう要求しました。1806年のベートーヴェンの自費出版による台本、および1810年出版のヴォーカル・スコアにはタイトルは「レオノーレ」をあり、現在では一般に最初の2つの稿を「レオノーレ」、そして第3稿にあたる現行の稿を「フィデリオ」と呼んでいます。

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