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ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
内田光子(ピアノ)

CD
1

  • ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
    (37’51)
  • 録音:2010年2月4日

  • ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
    (30’24)
  • 録音:2010年2月10日

CD
2

  • ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
    (37’41)
  • 録音:2010年2月10日

  • ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
    (35’46)
  • 録音:2010年2月20日

CD
3

  • ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73
    (39’41)
  • 録音:2010年2月14日

Blu-ray
1

  • ピアノ協奏曲(第1~5番)
  • 【音声】
    2.0PCMステレオ(48kHz/24bit)
    5.0DTS-HD MA(48kHz/24bit)
    収録時間:182分

Blu-ray
2

  • ピアノ協奏曲(第1~5番)
  • 【映像】
    画面:Full HD 1080/60i,16:9
    音声:PCMステレオ,5.0DTS-HD MA
    リージョン:All
    収録時間:203分

ボーナス
映像

  • ボーナス映像(字幕:日本語)
  • 内田光子 ベートーヴェンのピアノ協奏曲について語る(12分)





    収録場所:全てベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

デジタル
バウチャー

  • ダウンロード・コード
    この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(48kHz/24bit)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。

  • デジタル・コンサートホール
    ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。

初回特典

  • 内田光子&ラトルの生写真

概要

 ベルリン・フィル・レコーディングスの2018年リリースの目玉のひとつ、ラトル&内田光子のベートーヴェン、ピアノ協奏曲全曲ツィクルス(2010年録音)が発売されます。
ラトルがベルリン・フィルの首席指揮者を務めていた16年間に、およそ30公演をともにした内田光子。この共演回数は、他のソリストと比べても多く、モーツァルト、ラヴェル、シューマン、メシアン、そして今回のベートーヴェンと定期的にかつ集中的に共演しています。内田光子は1984年にベルリン・フィル・デビューをして以来、オーケストラとも良好な関係を築き、2008/09年シーズンのアーティスト・イン・レジデンスをはじめ、2013年にはフィルハーモニーの開館50周年を祝うガラ・コンサートでゲスト・ソリストとしても招かれています。

 今回発売されるのは、2010年2月に行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルス。演奏会は4回にわけて行われ、同時にシベリウスの交響曲、リゲティ、クルタークと興味深いプログラムで構成されました。
 ベルリン・フィルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲というと、カラヤン時代以来、首席指揮者がお気に入りのピアニストを起用して演奏しています。すなわちカラヤンは、アレクシス・ワイセンベルク、アバドはマウリツィオ・ポリーニと取り上げ、録音も行われました。内田は、ラトル時代に彼と最も多く共演したピアニスト、器楽奏者であり(約30公演)、その成果は、モーツァルト、ラヴェル、メシアン、シューマン、そしてこのベートーヴェンに結実しています。今回のリリースは、内田がベルリン・フィルにとって、最も重要なソリストであることの証左であり、彼女へのオマージュとなっています。内田光子はインタビューで「イギリス人は、ベートーヴェンを“所有”したことがない。だから寛容なのです。それが、私がロンドンに住んでいる理由なのです。」と述べています。自由な表現を許すイギリスに住む内田光子、イギリス人であるラトル、そしてベートーヴェンを“所有”し偉大なる伝統をもつベルリン・フィルという3者の一流のぶつかり合いは間違いなく素晴らしいものです。
 さらに内田光子は、この録音のリリースに際して、「この演奏には説得力があります。本番にしかない本物の生気があります。」と語っているように、この録音には演奏会の生の熱気が凝縮されています。
 当セットには、CD3枚、ハイレゾ音声(48kHz/24bit)が収録されたブルーレイ1枚と、演奏会映像とインタビュー映像が収録されたブルーレイ1枚、さらにハイレゾ音声がダウンロードできるコードと、デジタル・コンサート・ホールの7日間無料視聴チケットが含まれています。そして日本限定初回特典として内田光子&ラトルの生写真が封入されています。

特別寄稿【内田光子は日本人ピアニストか】

 内田光子は、日本人ピアニストだろうか。彼女は、国籍上では英国人で、日本のパスポートは持っていないはずだが、日本生まれであることに変わりはない。しかし我々としては、邦人離れしたキャラクターと音楽性を持つ内田が、いわゆる日本人の枠を超越していると感じずにはいられないだろう。
 しかしそれでも、現在の彼女が存在するのは、日本と西洋、端的にはウィーンとのリンクがあったからだと言える。曰く、「私が日本を出てウィーンに行かなかったら、内田光子という音楽家は存在しなかった」。我々はこの言葉から、彼女がウィーンの音楽伝統を吸収して自分のものにした、だから成功できた、と理解しがちである。しかし事情は、それほど単純ではない。ウィーン、とりわけ彼女の時代のウィーンで、東洋人女性が音楽を学ぶことは、極めて厳しかったはずだ。この町の土壌自体が、本場主義、純粋主義で、排他的だからである。
 彼女が、ウィーンをめぐるインタビューで常に口にするのは、先生や同僚は、皆「モーツァルトはこういうものだ。これが正しい弾き方だ」と言ったということだ。つまり、ウィーン人である自分たちだけがそれを理解し、他所から来た人間には分からない。こうした発言は、外国人に対してのみ言われるわけではなく、オーストリアの地方出身者に対しても発せられるという。他所者には、モーツァルトは理解できない。できたとしても、それはウィーン本来の伝統ではない。こうした純粋主義は、ウィーン人にとってモーツァルトが、「自分のものだった(内田)」からだが、ベルリン生まれグラーツで育ったニコラウス・アーノンクールでさえ、同様の経験をしたらしい。いわんや東洋人をやだが、12歳の内田がウィーンで勉強を始めた時、彼女は自分が紛れもなく「他者」だと認識しただろう。日本にいる時には考えたこともない、大きなショックであったに違いない。
 そこで内田は、そうした壁を越えるために、人一倍の努力をしたはずである。その際問題は、「皆が“モーツァルトはこう弾くものだ”と言いながら、そのすべて違っていた(内田)」こと。もし、正しいモーツァルトがひとつだけ存在し、それをマスターすればいいのではあれば、これほど簡単なことはない。しかし若い学生が、教師に千差万別の正しさを主張されたら、一体何が正しいのかが分からなくなる。そこで、若き内田が見抜いたのは、「私だけの、自分が信じる真実を見つけなければならない」ことだった。
 彼女がウィーンを後にし、ロンドンに行った理由は、まさにそこにあるに違いない。ウィーンにいては、様々な「正しさ」に振り回され、自分を見つけることができない。あるいは見つけたとしても、他所者である限り認められない。しかしイギリスの聴衆は、彼女のモーツァルトを評価し、内田はそこから国際的なキャリアをスタートすることができた。彼女は言う。「イギリス人は寛容です。彼らはモーツァルトを所有したことがない(それゆえ、正しさを主張したりしない)。だから、どの解釈も受け入れることができる」彼女がイギリスに帰化したのは、自分を認めた英国人の寛容さに、感謝しているからではないか。
 しかしそれでも、彼女の音楽的故郷がウィーンであることに変わりはないだろう。彼女はこの町を、「唯一の本当に重要な場所」と呼び、「その音楽伝統は、自分のなかに血として深く流れている」と言っている。なぜなら、彼女はそこで、紛れもなくドイツ・オーストリアの音楽文化を吸収したからだ。興味深いことに内田は、最も重要だったこととして、「ドイツ語を学んだこと」を挙げている。「ドイツ語が話せることは、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトを弾く上で、本質的です」。逆に言えば、そうしなければ、彼女は文化的に日本人のままだった、ということである。こう考えた上で、「私が日本を出てウィーンに行かなかったら、内田光子という音楽家は存在しなかった」という言葉に立ち戻ってみると、真意は自ずと浮かび上がってくる。彼女は、他者としてウィーンに行ったからこそ、「自分のモーツァルト」を問い、それを見つけることができたのである。ウィーン人だからといって、必ず「自分のモーツァルト」が見つけられるわけではない。そして、「ウィーンのモーツァルト」を弾くことよりも、「自分自身のモーツァルト」を弾くことの方が、ずっと難しく、また重要である。
 このように、内田光子というピアニストは、「日本的」ではないものの、紛れもなく日本とウィーンの「緊張関係」のなかから生成してきた。その意味で彼女は、日本というコンテクストとしっかりと結びついているのである。

音楽ジャーナリスト:田中 知樹

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団商品一覧

マーラー:交響曲第6番

サー・サイモン・ラトル
品番:KKC-9351/3

価格:¥8,333 + 税
形態:2CD+Blu-ray
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ベートーヴェン: 交響曲全集

サー・サイモン・ラトル
品番:KKC-5925/9

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形態:5SACD Hybrid
直輸入盤・日本語帯・解説付

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アジア・ツアー2017~ライヴ・フロム・サントリーホール

サー・サイモン・ラトル
品番:KKC-9327/32

価格:¥11,000+税
形態:5SACD Hybrid+1Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
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クラウディオ・アバド~ザ・ラスト・コンサート

クラウディオ・アバド(指揮)
品番:KKC-1112

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形態:3LP
直輸入盤・日本語帯・解説付

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クラウディオ・アバド~ザ・ラスト・コンサート

クラウディオ・アバド(指揮)
品番:KKC-5861

価格:¥4,500+税
形態:2SACD Hybrid
輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付

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ジョン・アダムズ・エディション ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ジョン・アダムズ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-9271/6

価格:¥13,000+税
形態:4CD+2Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤

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シベリウス:交響曲全集

サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-9137

価格:¥13,000 +税
形態:4CD+2Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤

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シベリウス:交響曲全集

サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-5823/7

価格:¥7,000 + 税
形態:5SACD Hybrid
直輸入盤・日本語帯・解説付

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シューベルト・エディション(交響曲全曲、ミサ曲、オペラ)

ニコラウス・アーノンクール(指揮)
品番:KKC-5445/53

価格:¥16,000+税
形態:8CD+1Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付、日本語字幕付
レコード芸術特選盤

2015年度 「第53回」 レコード・アカデミー賞 大賞受賞作品 / 大賞 交響曲部門

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シューベルト:交響曲全集

ニコラウス・アーノンクール(指揮)
品番:KKC-5791/95

価格:¥7,000 + 税
形態:5SACD Hybrid
直輸入盤・日本語帯・解説付

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シューベルト:交響曲全集

ニコラウス・アーノンクール(指揮)
品番:KKC-1054

価格:¥32,407+税
形態:8LP 180g 限定盤
直輸入盤・日本語帯・解説付

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ベートーヴェン:交響曲全集 (ベーレンライター版/ジョナサン・デル・マー校訂版)

サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-9151

価格:¥13,000+税
形態:5CD+3Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤

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ベートーヴェン:交響曲全集

サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-1070/79

価格:¥46,296 + 税
形態:10LP
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シューマン:交響曲全集

サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-9083

価格:¥9,000+税
形態:1Blu-ray Disc Video & Audio+2CD
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シューマン:交響曲全集

サー・サイモン・ラトル(指揮)
品番:KKC-5461

価格:¥5,200+税
形態:2SACD Hybrid、デジパック仕様
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤

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クラウディオ・アバド~ザ・ラスト・コンサート

クラウディオ・アバド(指揮)
品番:KKC-9149

価格:¥7,500+税
形態:2CD+Blu-ray
直輸入盤・日本語帯・解説付
レコード芸術特選盤

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キングインターナショナル