フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG)
アーカイヴ 1939-45
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再プレスにあたって、2019年の発売後にベルリンで行われたリリース記者会見のビデオを公開!(日本語字幕付)

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フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939-45

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー



※各曲目クリックで詳細へ。


【収録曲目詳細】


コンサート 1
コンサート 1


1939年1月19日、ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 1

    ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)

  • ピアノとオーケストラのための交響的協奏曲 ロ短調 64’51
  • エドウィン・フィッシャー(ピアノ)


コンサート 2
コンサート 2


1939年9月13日、ベルリン、放送局ビル

    CD 2

    ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759)

  • 合奏協奏曲 ニ長調 作品6-5 15’07

  • ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • 交響曲第5番 ハ短調 作品67 28’47
  • (終楽章に3分間の欠落あり)


コンサート 3
コンサート 3


1942年2月15、16、17日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 2

    リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)

  • 管弦楽伴奏による4つの歌曲 15’02
  • ペーター・アンダース(テノール)


    リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)

  • 交響詩『ドン・ファン』 作品20
    (ニコラウス・レーナウに基づく大管弦楽のための音詩) 17’21


コンサート 4
コンサート 4


1942年2月26日、ベルリン、AEG工場

    CD 3

    リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)

  • 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
  • 第1幕への前奏曲 9’15
    極めて適度に活発に

コンサート 5コンサート 5

1942年3月1、2、3日、
ベルリン、旧フィルハーモニー
ベートーヴェン:1942年3月もしくは1943年10/11月
    CD 3

    ロベルト・シューマン(1810-1856)

  • ピアノ協奏曲 イ短調 作品54 30’12
  • ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)


    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • 交響曲第7番 イ長調 作品92 37’23 (第4楽章冒頭2小節欠落)


コンサート 6
コンサート 6


1942年3月22、23、24日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 4

    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • 交響曲第9番「合唱つき」 74’37
  • ティルラ・ブリーム(ソプラノ)、エリーザベト・ヘンゲン(メゾソプラノ)
    ペーター・アンダース(テノール)、ルドルフ・ヴァッケ(バス)
    ブルーノ・キッテル合唱団


コンサート 7
コンサート 7


1942年10月25、26、27、28日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 5

    クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787)

  • 歌劇《アルチェステ》
  • 序曲 レント 8’19
    (フェリックス・フォン・ワインガルトナー編曲による演奏会版)


    ロベルト・シューマン(1810-1856)

  • チェロ協奏曲 イ短調 作品129 22’44
  • ティボール・デ・マヒューラ(チェロ)

    CD 6

    アントン・ブルックナー(1824-1896)

  • 交響曲第5番 変ロ長調 68’31


コンサート 8
コンサート 8


1942年11月8、9日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 7

    ヨハネス・ブラームス(1833-1897)

  • ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83 47’42
  • エドウィン・フィッシャー(ピアノ)


    リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)

  • 楽劇《トリスタンとイゾルデ》
  • 前奏曲と愛の死 18’48


コンサート 9
コンサート 9


1942年12月6、7、8日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 8

    ハインツ・シューベルト(1908-1945)

  • 賛歌的協奏曲
    (ソプラノとテノール、オルガンと管弦楽のための) 38’05
  • エルナ・ベルガー(ソプラノ)、ヴァルター・ルートヴィヒ(テノール)
    フリッツ・ハイトマン(オルガン)

    CD 9

    フランツ・シューベルト(1797-1828)

  • 交響曲第8番 ハ長調 D944『ザ・グレート』 50’58


コンサート 10
コンサート 10


1942年もしくは1943年、ベルリン、放送局ビル

    CD 9

    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)

  • 交響曲第39番 変ホ長調 KV543 25’49


コンサート 11
コンサート 11


1943年2月7、8、9、10日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 10

    ジャン・シベリウス(1865-1957)

  • 交響詩『エン・サガ』作品9 20’24

  • ジャン・シベリウス(1865-1957)

  • ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 31’25
  • ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)


コンサート 12
コンサート 12


1943年6月28、29、30日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 11

    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • 交響曲第4番 変ロ長調 作品60
  • [聴衆なし] 35’54

    [聴衆あり] 36’04

    CD 12

    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • 《コリオラン》序曲 作品62 (終和音欠落)
  • アレグロ・コン・ブリオ 9’09


    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • 交響曲第5番 ハ短調 作品67 33’13


コンサート 13
コンサート 13


1943年10月31日、11月1、2、3日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 13

    エルンスト・ペッピング(1901-1981)

  • 交響曲第2番 38’53

  • ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • ピアノ協奏曲第4 ト長調 作品58 34’14
  • コンラート・ハンゼン(ピアノ)
    録音日については正確ではない。
    (コンサート5を参照)


コンサート 14
コンサート 14


1943年11月13、14、15、16日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 14

    アントン・ブルックナー(1824-1896)

  • 交響曲第6番 イ長調 36’19
  • (第1楽章欠落)


    ロベルト・シューマン(1810-1856)

  • チェロ協奏曲 イ短調 作品129 10’26
  • (第1楽章欠落、第2楽章断片)
    ピエール・フルニエ(チェロ)


    リヒャルト・シュトラウス(1833-1897)

  • 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの 愉快ないたずら』作品28 14’53


コンサート 15
コンサート 15


1943年12月12、13、14、15日、
ベルリン、旧フィルハーモニー

    CD 15

    ヨハネス・ブラームス(1833-1897)

  • ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 作品56a 20’05

  • ヨハネス・ブラームス(1833-1897)

  • ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83 45’11
  • アドリアン・エッシュバッハー(ピアノ)

    CD 16

    ヨハネス・ブラームス(1833-1897)

  • 交響曲第4番 ホ短調 作品98 39’46
コンサート 16コンサート 16

1944年1月9、10、11、12日、
ベルリン、旧フィルハーモニー
旧フィルハーモニーが1944年1月30日に破壊される前の
フルトヴェングラー最後の演奏会
    CD 17

    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 45’53
  • エーリヒ・レーン(ヴァイオリン)

    CD 18

    リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)

  • 家庭交響曲 作品53 42’49


コンサート 17
コンサート 17


1944年2月7、8日、ベルリン国立歌劇場

    CD 19

    ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759)

  • 合奏協奏曲 ニ短調 作品6-10 17’49
  • フルトヴェングラーはこの演奏会では、第4楽章を省いて演奏していた。


    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)

  • 交響曲第39番 変ホ長調 KV543 28’02


コンサート 18
コンサート 18


1944年3月20、21日、ベルリン国立歌劇場

    CD 20

    カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)

  • 歌劇《魔弾の射手》
  • 序曲 10’58


    モーリス・ラヴェル(1875-1937)

  • 《ダフニスとクロエ》ミハイル・フォーキンによる台本による
  • 第1組曲(管弦楽版) 7’09 ”初出”
    第2曲:間奏曲 / 第3曲:戦いの踊り

    第2組曲 16’30
    第1曲:夜明け / 第2曲:無言劇 / 第3曲:全員の踊り


    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

  • 交響曲第6番 ヘ長調 作品68『田園』 43’16


コンサート 19
コンサート 19


1944年10月3-7日、
ベルリン、ベートーヴェン・ザール

    CD 21

    アントン・ブルックナー(1824-1896)

  • 交響曲第9番 ト短調 58’53
  • [聴衆なし]


コンサート 20
コンサート 20


1944年12月12日、ベルリン、アドミラルパラスト

    CD 22

    フランツ・シューベルト(1797-1828)

  • 交響曲第7番 ロ短調 D759『未完成』 22’56 ”第2楽章初出”
コンサート 21コンサート 21

1945年1月22、23日、
ベルリン、アドミラルパラスト
フルトヴェングラーとベルリン・フィルによる
第2次世界大戦終結前最後の演奏会
    CD 22

    ヨハネス・ブラームス(1833-1897)

  • 交響曲第1番 ハ短調 作品68(第4楽章のみ) 17’04

ボーナス・インタビュー

    CD 22

    インタビュー:トーンマイスターのフリードリヒ・シュナップ博士が語る
    (日本語訳付) 13’27

初回特典

  • フルトヴェングラー2019年カレンダー(A5サイズ)+DVD(14分)

再プレス数量限定特典
(2021年11月30日情報更新!)
長らく在庫切れだった「フルトヴェングラー帝国放送局RRGアーカイヴ1939-45」が再プレス!再プレスにあたって、初回限定だった特典DVDと2022年カレンダー(カードサイズ)を封入(なくなり次第終了)
(特典終了)

概要

この度リリースされる「フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG)アーカイヴ 1939-45」。当セットは、戦時中に(1939 ~ 45年)ドイツ帝国放送が収録したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)による放送録音を集成したエディションです。
戦時下の激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。指揮者フルトヴェングラーの中で戦時中の演奏は最も重要なものです。戦時中のベルリン・フィル&フルトヴェングラーの現存する演奏をすべて網羅し、過去最高の品質で蘇らせた当セットは、これまでのあらゆる盤を凌駕する決定盤と言えるでしょう。

また、戦時のフルトヴェングラーの録音を語る上で欠かせないのが、「テープの遍歴」についてです。ソ連軍は、ベルリン占領後、ドイツ帝国放送にあったおよそ1500本のテープを戦利品として押収。そのテープをもとにモスクワ放送の番組に使用したり、露メロディア・レーベルからLPを発売したりと利用されてきました。しかし1987年にはオリジナル・テープのコピー20本が、さらに1991年には押収した原テープが自由ベルリン放送(SFB) へ返還され、今日までベルリン・ブランデンブルク放送(RBB、旧SFB)のアーカイヴに保存されていました。今回、当セットで使用されている音源のほとんどは、1987年と1991年に返還されたテープをベルリン・フィルが新たに28bitでサンプリングし、24bitでリマスタリングしたもの。担当したトーンマイスターによると、これらのテープは30年という時間がたっているにも関わらず、非常に良い状態でサンプリングすることができたと言います。また、以前から多くのCDで問題にされていたピッチについても、当時の正しい音程、速度を基準としてサンプリングを行っています。残念ながら演奏会記録が残っているのに、欠けているプログラムについては、テープがすでに消失した可能性がきわめて高く、当セットに収録されている音源が、現存する戦時のベルリン・フィルとフルトヴェングラーの演奏のすべてだと考えられています。
仕様は、最高音質でのサンプリングを活かすべく、SACDハイブリット盤でのリリースとなります。解説書は、ソ連軍による戦後の押収からコピーの返還、マスター・テープの発見に至るまで、この録音をめぐる歴史について書かれた興味深い内容となっています(日本語訳付)。さらに日本のみの初回特典として、フルトヴェングラーの貴重な映像を交えたドキュメンタリーを含むDVD1枚と2019年版フルトヴェングラー・カレンダー(A5) が付属します。

ベルリン・フィル・レコーディングス 記者会見記録(フルトヴェングラー編)

2018年11月5日(月)サントリーホール ブルーローズ(小ホール)


登壇者:
オラフ・マニンガー(ベルリン・フィル ソロ・チェロ奏者/メディア代表)
ローベルト・ツィンマーマン(メディア子会社「ベルリン・フィル・メディア」取締役)
山崎浩太郎(音楽評論家)
中川右介(音楽・舞台評論家)
通訳:蔵原順子

マニンガー:私たちのレーベルも順調に成長してきたので、このフルトヴェングラー・ボックスで、「アーカイブ・シリーズ」をスタートさせます。皆さまにとっても、大変エキサイティングかつオーセンティックなかたちで、ベルリン・フィルの過去へとお連れする旅のようなセットになります。

これは、ベルリン・フィル自身が監修した録音です。ベルリン・フィルは、過去に一緒に仕事をしてきた多くの首席指揮者と、オーディオ、オーディオ・ヴィジュアルなどを含め、数知れない録音・録画を残してきました。市場に出回っているもののなかには、合法的に収録されたもの以外にも、違法なものもあり、本当にたくさんの録音・録画が存在しています。そして、素晴らしいクオリティで録音されたものもあれば、目を覆いたくなるようなクオリティのものもあります。

私たちは、今、自分たちが演奏している地点から過去を振り返り、その源泉を確認したいと考えています。何十年にもわたって演奏を続けてきたわけですが、過去に演奏されたものを見つめ直し、それらをきちんと監修・整理・選別して、必要とあらば、今回のフルトヴェングラーのように修復を施して、ベルリン・フィルというオーケストラの軌跡を振り返り、その芸術的な側面を皆さまにご紹介していきたいと思います。この「アーカイブ・シリーズ」では、「歴史的に価値のあるものは何か?」ということを基準に優先順位を決めて、演奏をセレクトしていきます。

ベルリン・フィルのDNAは、まさにヴィルヘルム・フルトヴェングラーによってその基盤が培われました。とりわけオーケストラの演奏、そして解釈の基盤が築かれたフルトヴェングラーの時代は、人々が――この場合、「人々」ではなくむしろ人類がと言ったほうがいいかも知れませんが――大変悲劇的で過酷な状況にありました。私たちは、フルトヴェングラーがベルリンで本当にたくさんの録音を行なっていた1939年から1945年という時代に着目し、当時の「帝国放送局」により録音された音源を入手しました。

このオリジナル・マスターテープは、終戦時にロシア軍(当時のソ連軍)が戦利品として持ち帰り、80年代の終わりから90年代にかけて、その一部がひどいクオリティでコピーされCDとして発売されたり、もっと以前にはLPレコードとして発売されたものもありました。ただ、これらの演奏は、非常に興味を掻き立てられるエキサイティングなものなのです。そして、ようやくオリジナル・マスターテープを手にすることができたため、ベルリン・フィル自身でその中身を確認し、修復を行なって、「アーカイブ・シリーズ」の第一弾としてお届けすることになりました。

ドイツに戻ってきたオリジナル・マスターテープを、まずデジタル化し、28bit/96kHzでサンプリングして、24bitでリマスタリングし、22枚組のSACDハイブリッド盤にまとめました。ベルリン・フィルにとって、これこそ大事だと思われる「当時の演奏会の雰囲気」と「当時の解釈」をそのまま伝えられるよう、最良の技術を用いています。

1939年から45年という6年のあいだに、フルトヴェングラーが録音をした演奏を、今回、コンプリートなかたちでお届けすることになりました。なかには本邦初登場の音源もあります。今まで、まったくリリースされたことのないものとして、《ダフニスとクロエ》の第1組曲、《未完成》の第2楽章が、今回のボックスに収められています。先ほども名前が出たクリストフ・フランケの監修のもと、最上のクオリティでデジタル化し、サンプリングを行ないました。

このような歴史的な素材と、どう向き合うべきなのか? 常に問われるこの課題は、根本的かつ哲学的です。歴史的であることに価値を置く姿勢もあるでしょうし、また、ライブだから入ってしまった、さまざまなノイズ、煩わしい雑音、聴衆の咳……そういったものを消したほうがいいのか、そのままにしておいたほうがいいのか、いろいろな考え方があると思います。今回、私たちが選んだ方法は、比較的オリジナルに忠実なかたちでお届けするアプローチです。オリジナルを邪魔するような要素はなるべく加えないようにしつつ、音楽に集中でき、音楽にだけ意識が向くようなデジタル化を心がけました。それにより、あの時代のオーセンティックさを、極力、残すようにしました。最新の音質で音楽を聴きたいのであれば、現代のものを聴けばいいわけであって、ここでは“フルトヴェングラーだからこそ”という演奏をお聴きいただきたいと思ったので、フルトヴェングラーが演奏した当時の様子をなるべく忠実に再現しました。

これは、フルトヴェングラーに続く「アーカイブ・シリーズ」にも通じることですが、非常に幸運なことにベルリン・フィルは、様々な資料を持っています。それは音源だけでなく、指揮者をめぐる書簡のやり取りであったり、当時の時代背景を裏付けるような書類であったり、政治状況を伝えるような資料もあれば、第三帝国の政治の流れを追っていけるような文書、あるいは当時のベルリン市長がどのような文章を残していたのか……等々、非常に多くの資料を所有しています。今後は、そういったオーセンティックな資料を音楽と組み合わせながら、紹介していきたいと思っています。今回日本で発売されるフルトヴェングラー・ボックスには、DVDが初回特典として付いており、フルトヴェングラーのもとで演奏した経験を持つ、かつてのメンバーのインタビューですとか、指揮をしているフルトヴェングラーの映像なども含まれています。

では、山崎さんと中川さんにフルトヴェングラーについてお話しいただきたいと思います。

酔狂で出してくれたものだから、酔狂で聴こう!

山崎浩太郎×中川右介
「フルトヴェングラー帝国放送局アーカイブ 1939-44」を語る

中川:中川右介です、よろしくお願いします。

山崎:山崎浩太郎です、よろしくお願いします。

中川:今回のボックスは、フルトヴェングラーの戦時中の録音ということで、1939年1月という第二次世界大戦が始まる直前から、1945年1月という第二次世界大戦が終わる数ヵ月前までの、6年間の記録です。

山崎:そうですね。

中川:1945年1月の演奏会のあと、フルトヴェングラーは、ウィーンを経て、スイスに亡命します。
 このマスターテープについて、一応、確認のためにお話ししておきますと、第二次世界大戦が終わったとき、ベルリンを占領していたソ連軍が、テープを勝手に接収して、持って帰ってしまったので、ドイツからは失われていました。フルトヴェングラーが1954年に亡くなったとき、(スタジオ)録音がそう多くなかったので、ライブ録音を出そうということで、レコード会社が動き出したわけですが、当時は、ごく一部を除いて、戦後の録音しかありませんでした。その後、60年代くらいになって、ソ連のメロディアというレコード会社がフルトヴェングラーの戦時中のライブを発売しているという話が、東西冷戦の最中、西側に伝わってきて、「なぜ、そんなものがソ連にあるんだ?」ってことになったのです。

山崎:外貨を稼ぐために出せばいいのに、それもしなかったから、ソ連に行く人は「買ってきて」と頼まれたりしたみたいですね。

中川:そうした戦時中のライブは貴重ですから、コピーされたりしながら、だんだん西側にも流通するようになっていった。それ以降のだいたいの経緯を話しますと、87年にCD2枚分くらいのテープがドイツに戻ってきたらしいのですが、それが全てではなく、それ以外のものも91年には戻ってきたそうです。この91年に戻ってきたテープというのは、今日まで正式なかたちでCD化されたことはありません。オリジナルの、ロシアが接収していたものに関してはCD化されたことがなかった。実は、世に出たものが1枚だけあって、ブルックナーの交響曲第5番は出ているのですが、あとは出たことがなかった。それが今回、まとめて出されたというわけです。
今回は、基本的に91年のテープからCD化したということです。ちなみに、ドイツでは1942年から磁気テープが開発されていて、その磁気テープで録音したライブ演奏が残されていた。ですから、演奏の大部分は1942年以降のもので、これらは当時、ドイツが開発したばかりの磁気テープで録音されました。

中川:なぜ、フルトヴェングラーの演奏が録音されたのか考えてみますと、「フルトヴェングラーはライブが凄い」という共通認識があったので、放送局が放送目的で録音したということだと思うのですが、放送する前の段階ですでに「ある程度、編集されていた」ようです。つまり、完全なオリジナルのライブ演奏ではない。例えば、同じプログラムで3日間コンサートがあった場合、それを全部録音して、楽章単位で選んだのかどうかまではわかりませんが、何らかの編集がなされた。よって、大元のテープというのはもうなく、編集後のテープが一番古いもので、それが終戦まで残っていて、ソ連が持って行ってしまった。そういう経緯だそうです。

山崎:ただし、今回のセットにも、さまざまな経緯を経た、複雑なものが入っていて、3分の2がロシアから返ってきたテープのもので、残りは、ドイツの地方の放送局に残っていたコピーも含まれているそうです。

中川:要するに、ベルリン以外の放送局でも放送できるようにコピーして、ベルリンから外に出していたわけですね。それがたまたまソ連の接収を免れて残っていた。そうしたものも複数あるそうなので、今回、改めて探してきて、そのなかからできるだけ情報の質が良いものをもとに構成したそうです。ですから、いわゆる教条主義的なオリジナルというのではなく、複数あるなかでどれが一番良いかということを考えて作られたものなのです。
そして、フルトヴェングラーのファンにとって特に大切なのは、ラヴェルの《ダフニスとクロエ》第1組曲と、シューベルトの交響曲《未完成》第2楽章、という未発表の音源の存在です。前者は、トラックリストでいいますとCD18に収められていて、収録は1940年3月20・21日、曲目は、ウェーバーの《魔弾の射手》、《ダフニスとクロエ》第1組曲、第2組曲、それからベートーヴェンの《田園》となっています。これまでは第2組曲しか見つかっておらず、しかも、演奏会記録などさまざまな資料を見ても、第2組曲しか演ってないことになっているのですが、実際には第1組曲の全部で7分程度のものが残っていた。フルトヴェングラーが当時、第1組曲を混ぜるかたちで演奏したのかどうか、その辺りはちょっとよくわかりませんが。

山崎:そうですね。あと一つ重要なのは、先ほどのマニンガーさんの説明にもあったように、今回は統一された基準のもと、オーソライズして一つのアーカイブに仕上げたということです。テープというものは、速度が変わりやすく、ピッチが狂ったり、そもそも適当だったりすることが多いのですが、今回はそれを修正して、できるだけオリジナルに近い形にしてある。

中川:そうですか。

山崎:91年に戻ってきたマスターテープがようやくCD化されたわけですが、これまで出回っていたものは、音質が悪かったり、出所が怪しかったりしましたからね……。

中川:フルトヴェングラーの録音は、すでに権利が切れているから、粗悪なコピーが出回っていても、わざわざちゃんとやる必要がない、ちゃんとやって何が得られるんだ? ってことになっていたところが、問題だったんじゃないでしょうか?

山崎:それは、レコード会社的に?

中川:そうです。今回はオーケストラの自主レーベルということで、もちろん商業主義な部分はあるにしても、自分たちのアーカイブを作ろうという積極的な理由が加わったから、こういう企画が成立したと思うのです。

山崎:もう権利が切れていて、どうにもならないから、誰もやらなかったものを、あえて出してくれたところに、すごく意義がある。僕は正直なところ、これって「酔狂」だと思うのです。

中川:「酔って狂う」、酔狂?

山崎:そう。さらに言うと、酔狂で出してくれたものだから、酔狂で聴くんだと!

中川:それには、3万5千円払わなきゃいけない!

山崎:YouTubeだとタダで聴けるものを、ちゃんとお金を払って、良い状態で聴く。これはやはり酔狂であって、それはすごく大切なことだと思うのです。

中川:「酔狂」なのか「宗教」なのかわかりませんけども(笑)。

山崎:これって戦時中の音楽なわけです。戦争をやってて、すぐそこで人が戦って死んでいる。そんな状況で、なぜ音楽を聴かなければならないか? わざわざ音楽を……。実際、当時のベルリンは空襲されていますよね。例えばCD16にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とR.シュトラウスの《家庭交響曲》が入っています。収録が1940年の1月9・10日で、実は、その直後にベルリンの旧フィルハーモニーは爆撃されて壊されてしまいます。ですから、この2曲がベルリンの旧フィルハーモニーでの最後の演奏会になりました。フィルハーモニーが壊されたので、ベルリン国立歌劇場(シュターツ・オーパー)に会場が代わった。だから、次のCD17、18では、会場が国立歌劇場になっています。ところが、先ほど話に出てきた《ダフニスとクロエ》とか《田園》を演奏したのを最後に、今度はこの国立歌劇場も爆撃されてしまうのです。そしてアドミラル・パラストとかベートーヴェン・ザールとかに会場を移していって、一番最後のCD21に入っている1945年1月22日のブラームスの交響曲第1番、これは終楽章だけなのですが、この日は前半がモーツァルトのト短調、後半がブラームスの交響曲第1番でした。それで、2日目の23日の演奏会では、モーツァルトのト短調をやっている最中に、空襲警報が鳴って全員避難させられて、演奏会自体も途中で終わり、これがフルトヴェングラーのベルリンにおける最後の公演になったのです。そんなふうに空襲警報が鳴り響き、いつ爆撃されるかわからない状況下で音楽を演奏し、それを聴きに来ているわけです。それだからこそ、「酔狂」っていう要素が一番出ると思うのです。

中川:ただ、なぜ、そんなときに演奏会が開かれたのかと言うと、やっぱりドイツが健在である、ベルリンはまだ大丈夫だということを、ドイツ全土にナチス政権が宣伝しなきゃならなかったからですよね。この時期、ベルリンでは公開演奏は禁止されていました。しかし、フルトヴェングラーが活きているということは、当時のドイツ人にとって非常に重要だった。つまり、ベルリン・フィルが演奏できなくなるということは、ある意味、ドイツが本当に終わるっていうくらいの……。

山崎:そうですね。演奏するほうも、聴くほうも、命をかけた「酔狂」だったからこそ、戦時中のフルトヴェングラーの録音は特別な価値を持っているのです。戦後の演奏ももちろん凄いけど、そんな状況で演奏すると、いや、そういう大変な状況だからこそ生まれてしまったかもしれない、文字通り“命がけ”の凄さ、まさにそれが今回忠実に再現されて、聴けるようになったということではないでしょうか。

中川:音質に関しては、絵画の修復を美術館がきちんとやったようなイメージですね。今まではレコード会社が各々やっていたものを、ベルリン・フィルがまさに取り戻して、自分で検証しながら作ったのが、このボックスです。
1922年、(アルトゥール・ニキシュの後任として)フルトヴェングラーがベルリン・フィルに来ますが、日本では1926年から昭和が始まります。つまり、昭和のベルリン・フィルは、フルトヴェングラーとカラヤンの時代に重なっているのです。で、平成が終わろうとしている今、フルトヴェングラーが蘇るというのは、どういう物語なのかということを考えると、ベルリン・フィルというレーベルが、自分たちの歴史を遡って100年単位のアーカイブを作ろうとしているということではないでしょうか。
 「フルトヴェングラーのCDは持っているから、これ以上は要らない」と思っていた人にとっては、また悩ましい葛藤が始まるでしょうね(笑)。これからカラヤンとかチェリビダッケも出てくるでしょうし。

山崎:ベルリンの街は、まさに近代史を写す鏡のような街ですから、まさにそれを表わしているフルトヴェングラーを再確認させてくれるアーカイブですね。

中川:その通りだと思います。

特別寄稿【帝国放送局アーカイヴ:オリジナル・テープの遍歴と本エディションのソース上の背景】

今回のエディションでは、帝国放送局のオリジナル・テープが多く使用されている。しかし、オリジナル・テープと言っても、事情はそれほど簡単ではない。ここでは、テープ自体の起源とそのコピー、またそれらがどのような経緯で今回のエディションで採用されたかを、音楽ジャーナリストの田中知樹氏にまとめていただいた。

 

①基本確認

●今回のエディションでは、フルトヴェングラーのドイツ帝国放送局のオリジナル(「第1次コピー」)、あるいは、現時点で最も音質が保たれている2次的音源を採用している。今日最高の技術によりサンプリングを行い、現在入手可能なソースをすべて考慮。また、帝国放送局の録音で現存するものの全てが収録されている。これ以上オリジナルに近く、網羅的なものは考えられない。

②テープの起源
ロシア・テープ

●帝国放送局は、複数の演奏会やリハーサルを収録し、編集した。本稿では、サンプリングの元となったソースを「第1次コピー(=実際に放送で使用されたテープ)」と呼ぶが、これは編集されたオリジナル・テープを、最初にコピーしたものを指す(オリジナル・テープはテープの接着等の材質上、保存上の理由から、放送には使用されなかった。オリジナル・テープ自体は、ほとんど現存しないと言われている。これは戦後失われたというよりも、録音1年後には、すでに消失していたと考えられている)。
●この第1次コピーは、戦後の1947〜48年に、ソ連軍により押収・略奪された(1500本)。※1500本とは、フルトヴェングラーだけでなく、ベームなど、他の指揮者との演奏や、歌謡曲などの他ジャンルを含んでいる)
●略奪された「ロシア・テープ」は、1956年以降、LPとしてメロディアから一部リリースされた。
●1987年に音源の一部が、モスクワ放送から自由ベルリン放送(SFB)に送られた。ただし、この時送られてきたテープは、ロシア・テープ(第1次コピー)をメロディア等のためにマスタリングしたものを、さらにコピーしたもので、第1次コピーのコピーではない。つまり、1987年の返還音源の第1次コピーは、モスクワに残ったままで、このボックス用には手に入っていない。※ベートーヴェンの第5、7、9番等がこれに該当する。それゆえこれらのソースには、メロディア独特のエコーが掛かっている)。
●1988年、ドイツ・グラモフォンが、このSFBが作成したコピーを元に、10枚組のCDをリリースした。
●1991年に、モスクワからロシア・テープ(第1次コピー)が、SFBに返還された(1462本)。しかしここには、1987年に返還された音源の第1次コピーは含まれていなかった。
●1991年に返還されたロシア・テープ(第1次コピー)は、返還時に5ヵ月にわたり、7人のトーンマイスターにより、現代のアナログ・テープ、およびDATにコピーされた。
●この時点でSFBは、このアナログ・テープ・コピーないしDATを使って、12回にわたるラジオ番組を放送した。しかしそれ以降、ロシア・テープがCDとしてリリースされることはなかった。例外は、2011年のテスタメントのブルックナー「第5」で、これはベルリン・フィルの学芸員のヘルゲ・グリューネヴァルト氏が直接関わったためである。その際原盤用に使われたのは、1991年のSFBのコピーだった。ロシア・テープ(1991年コピー)を使ってのリリースは、それ以外は一度も行われていない。
●ロシア・テープは、その後、ベルリン・ブランデンブルク放送(RBB。ドイツ統一後のSFBの後続放送局)に保管されていた。
●今回のエディションで使用されているのは、2017年に、1991年に返還された第1次コピーと、1987年に返還されたモスクワ放送によるコピーを、新たに96kHz/28bitでサンプリングしたものである(全体の65パーセント)。96kHz/28bitのADコンバーターからは96kHz/24bitが生成され、それがリマスタリングのもととなった。
●一般に、アナログ・テープによる録音は、1940年代初頭に実用化された。それ以前は、SP(シェラック)により収録が行われていた。帝国放送局においても、1942年以前の録音は、放送用SPで録音されている。今回のエディションでは、これらのSPも、同様に96kHz/28bitでサンプリングされている。

ドイツに残ったテープ

●帝国放送テープの一部は、ドイツ国内のほかの放送局のためにコピー(第1次コピー)されていたが、それがその地方局に残っていた。
●そのためこれらの音源が、戦後LPとして流布するようになった(演奏会10、13、14、19、21)。
●しかし、第1コピーは、保管スペースを小さくするために倍速でコピーされた後、処分された(!)。
●ドイツ放送アーカイブ(DRA)に現存するのは、この倍速でダビングされた質の劣るコピーである。
●しかし、様々な放送局に複数のコピーが存在するため、当エディションでは、現状で最も音の状態が良いものを採用して96kHz/28bitでサンプリングしている。

様々な音源の利用

●原則的に言えるのは、音源のソースの選択には、様々な可能性があるということである。このエディションでは、ロシア・テープを土台にしたものもあれば、ドイツに残ったテープを土台にしたものもある。ロシア・テープの第1次コピーが一番音質が良いことが多いが、音質はテープの起源とともに、テープの保存状態にも依存するため、必ずしも全ての場合でロシア・テープが最良の選択にはならない。場合によっては、楽章ごとにクオリティが異なる(楽章ごとに違うオリジンのテープを採用する)ケースもある。当エディションでは、現状で手に入る全てのソースを比較し、その上で一番状態が良いものを取捨選択して採用した。
●例えば、1991年に制作されたアナログ・コピーの方が、2017年のロシア・テープ(第1次テープ)の状態よりもいい、というケースもある。その場合は、1991年のアナログ・コピーを96kHz/28Bitでサンプリングした。
●今回のボックスでは、「現時点で得られる最も良いもの」を選択するように努めた。今手の尽くせることはすべてしたのが、このボックスである。

なぜ演奏会のプログラムの一部が欠けているのか

●戦時中に、テープが焼失したと考えられる。

②音質

●今回のサンプリングでは、第1次コピー他を28BitのADコンバーターでサンプリングしている(96KHz)。
●多くのものが、30年という時間的劣化にも関わらず、非常によい状態でサンプリングできた。それは総じて、1991年当時のコピーよりも、はるかに良い音になっている。
●コピーでは、雑音を取り除く作業を行なったほか、テープの伸縮を考慮し、当時のチューニング音程を基準にしてテープを再生。当時の正しい音程と速度でサンプリングを行った。

③レパートリー

ドイツ帝国放送のテープ(1942年以降)は、おそらく3分の1が消失している。ここで集成されているのは、そのうち、現在発見されているもののすべてである。帝国放送の音源で、これ以上の音源はほぼ存在しないと考えられる。このエディションは、それを現在望みうる最高の条件でサンプルし、リリースするものである。

資料まとめ:田中知樹(音楽ジャーナリスト)

【新着動画】

再プレスにあたって、2019年の発売後にベルリンで行われたリリース記者会見のビデオを公開!(日本語字幕付)
会見には、指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの長男で考古学者であるアンドレアス・フルトヴェングラー博士、ベルリン・フィル ソロ・チェロ奏者およびメディア代表のオラフ・マニンガー氏、監督で作家であり本セットの構想に重要な役割を果たしたエリック・シュルツ氏そしてベルリン・フィル・レコーディングスのサウンド一手に引き受けているレコーディング・プロデューサーのクリストフ・フランケ氏が登壇。
今回公開された映像は、主に本セットの「マスタリングの方法論」についてのクリストフ・フランケ氏による解説です。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
「フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG)アーカイヴ 1939-45」
発売記念記者会見@ベルリン(2019年)

[登壇者]
アンドレアス・フルトヴェングラー(考古学者・ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの長男)
オラフ・マニンガー(ベルリン・フィル ソロ・チェロ奏者/メディア代表)
エリック・シュルツ(監督、作家)
クリストフ・フランケ(レコーディング・プロデューサー)

フルトヴェングラー 帝国放送局アーカイヴ 1. マスタリングの方法論

フルトヴェングラー 帝国放送局アーカイヴ 2. 歪みの修正

フルトヴェングラー 帝国放送局アーカイヴ 3. テープの伸びとピッチの修正

フルトヴェングラー 帝国放送局アーカイヴ 4. 会場ノイズの除去

フルトヴェングラー 帝国放送局アーカイヴ 5. プリエコーの除去

フルトヴェングラー 帝国放送局アーカイヴ 6. 歴史的音響の補正

フルトヴェングラー 帝国放送局アーカイヴ 7. 空間性の付与

フルトヴェングラー 帝国放送局アーカイヴ 8. A・フルトヴェングラー氏のコメント

  

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ベートーヴェン、ベルク、バルトーク:ヴァイオリン協奏曲

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フランク・ペーター・ツィンマーマン
品番:KKC-9695/7

価格:¥9,000(税込)
形態:2CD+1BD
輸入盤・日本語帯・解説付

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『プレゼンティング・ベルリン・フィル・レコーディングス』 日本限定スペシャル・サンプラー

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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形態:2SACD Hybrid
直輸入盤・日本語帯・解説付

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グスタフ・マーラー:交響曲全集(第1~10番)

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-9612/25

価格:¥21,780(税込)
形態:10CD+4 Blu-ray
輸入盤・日本語帯・解説付

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アントン・ブルックナー:交響曲全集

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)
ベートーヴェン、チャイコフスキー、シュミット、シュテファン

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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価格:¥14,300(税込)
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輸入盤・日本語帯・解説付

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アントン・ブルックナー:交響曲全集

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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形態:9SACD Hybrid
輸入盤・日本語帯・解説付

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アントン・ブルックナー:交響曲全集

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-9507/19

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輸入盤・日本語帯・解説付

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シベリウス:交響曲全集

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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チャイコフスキー:交響曲第6番≪悲愴≫

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)
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チャイコフスキー:交響曲第6番≪悲愴≫

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)
品番:KKC-6029

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形態:SACD Hybrid
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フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939-45

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
品番:KKC-5952/73

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サー・サイモン・ラトル、内田光子
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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲(全曲)

サー・サイモン・ラトル、内田光子
品番:KKC-6311/3

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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲(全曲)

サー・サイモン・ラトル、内田光子
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直輸入盤・日本語帯・解説付

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マーラー:交響曲第6番

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品番:KKC-9351/3

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アジア・ツアー2017~ライヴ・フロム・サントリーホール

サー・サイモン・ラトル ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番:KKC-9327/32

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ジョン・アダムズ・エディション ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ジョン・アダムズ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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ベートーヴェン: 交響曲全集

サー・サイモン・ラトル
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ベートーヴェン:交響曲全集

サー・サイモン・ラトル(指揮)
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ベートーヴェン:交響曲全集 (ベーレンライター版/ジョナサン・デル・マー校訂版)

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クラウディオ・アバド~ザ・ラスト・コンサート

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クラウディオ・アバド~ザ・ラスト・コンサート

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シベリウス:交響曲全集

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シベリウス:交響曲全集

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