アンデシュ・エリーアソン:交響曲第3&4番、トロンボーン協奏曲

オラモ&ロイヤル・ストックホルム・フィル、リンドベルイも演奏!
エリーアソンの交響曲第3&4番とトロンボーン協奏曲!

  • アーティスト:ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、サカリ・オラモ、クリスチャン・リンドベルイ
  • レーベル:BIS
  • 品番:BIS SA-2368
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD
    5.0 Surround sound
    マルチチャンネル
    BIS ecopak
  • 収録時間:77:03

TRACK LIST

アンデシュ・エリーアソン(1947-2013):
①交響曲第3番~ソプラノサックスと管弦楽のための(1989/2010)
②トロンボーン協奏曲(2000)
③交響曲第4番(2005)
[全作品世界初録音]

①アンデシュ・パウルソン(ソプラノサックス)、ヨーテボリ交響楽団、ユハンネス・グスタフソン(指揮)
②クリスチャン・リンドベルイ(トロンボーン)、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団、サカリ・オラモ(指揮)
③ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団、サカリ・オラモ(指揮)
録音:①2017年11月8-10日/ヨーテボリ・コンサートホール、②2011年9月23日&③2020年1月/ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)
制作、編集&ミクシング :①トーレ・ブリンクマン、②③ハンス・キプファー
録音:①アンドレーアス・ルーゲ、②③ファビアン・フランク

★SACDハイブリッド盤。アンデシュ・エリーアソンは、1947年、スウェーデンのダーラナ地方、ボルレンゲの労働者階級の家庭に生まれました。「わたし自身の歌とラジオで耳にした曲」が、もっとも早い音楽体験だったと言います。9歳のときトランペットを習い、まもなくしてジャズバンドのリーダーになると編曲も手がけはじめました。地元のオルガニストに和声法と対位法を教わり、1966年から1972年まで王立ストックホルム音楽大学でイングヴァル・リードホルムに作曲法、ヴァルデマル・セーデルホルムに対位法を学びました。1972年からは、一年間、ストックホルムの「電子音楽スタジオ(Elektronmusik studion)(EMS)」にメンバーとして在籍しました。音楽大学では、十二音技法からミュジーク・コンクレートまで、さまざまな技法と「旬の」モダニズムを研究したものの、「千年以上の伝統と決別すること」はできないと知り、「音楽は水(H2O)のようなもの。メロディ、ハーモニー、リズムが一体となって流れなければならない」という信念のもと、数多くの作品を創り出していきました。1992年、《交響曲第1番》で「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受賞。1993年から1994年まで、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーの客員教授を務めました。
★BISレーベルの新しいアルバムの3曲は、すべて初録音の作品です。《交響曲第3番》は、アルトサックス奏者のジョン=エドワード・ケリーのためにノルウェーのトロンハイム交響楽団が委嘱、最初「シンフォニア・コンチェルタンテ」の副題がつけられていました。「アジタート」の〈Cerca(探究)〉に始まり、〈Solitudine(孤独)〉〈Fremiti(震え)〉〈Lugubre(悲痛)〉「エピローグ」が〈Nebbie(霧)〉の「極端に対照的な5幕のドラマ」として書かれた作品です。1989年11月16日、ケリーのアルトサックス、ロナルド・ゾルマン指揮トロンハイム交響楽団により初演。2010年に「ソプラノサックスと管弦楽のため」の版が作られました。1992年のカーネギーホールのデビュー以来、ソプラノサックスの第一人者のひとりとして認められ、エリーアソンと親しかったアンデシュ・パウルソンのソロによる録音です。
★《トロンボーン協奏曲》は、クリスチャン・リンドベルイのために作曲され、彼に献呈された作品です。エリーアソンは、彼の通常の協奏曲の「急-緩-急」ではなく「アダージョ-アレグロ・モデラート -レント、カンタービレ」の1楽章の作品として作り、「交響的議論」の中にトロンボーンを組みこみました。2000年9月のマルメ交響楽団との初演の際、外交的な性格のリンドベリに「カゴに入れられた鳥のように演奏」することをエリーアソンが求めたと言います。
★《交響曲第4番》は、ミュンヘンのコンサートシリーズ「musica Viva」のためバイエルン放送からと、ヨーテボリ交響楽団から委嘱を受けて作曲されました。2005年に完成。2007年にバイエルン放送交響楽団とヨーテボリ交響楽団が初演した後、サカリ・オラモ、アンドルー・マンゼ、ヨン・ストゥールゴールズがそれぞれ、この作品を取り上げました。「アレグロ-アダージョ-コン・モート、ミナッチョーゾ(脅かすように)-アダージョ」の4つの楽章がつづけて演奏されます。この交響曲は、2013年5月20日、エリーアソンが病死したため実現しなかったものの、三部作の最初の曲として構想され、最後の数小節が「大きく開けた場所への戸口」のようだと言われます。

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