ブジニャック:テ・デウム、モテット集

バッハの受難曲をも凌駕するような迫力と充実
フランスの作曲家、ブジニャックのモテットとテ・デウム集

  • アーティスト:レザール・フロリサン、ウィリアム・クリスティ
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HAF-8901471
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

ギョーム・ブジニャック(c.1587-c.1642):テ・デウム、モテット集

1. Ecce festivitas amoris(愛の祭典の日を見よ)(合唱および独唱)
2. Ecce homo(この人を見よ) (合唱および独唱)
3. Unus ex vobis(あなたがたのうちの一人が私を裏切るだろう)(合唱および独唱)
4. In pace, in idipsum(平和のうちに私は) (合唱および独唱)
5. Ha ! Plange(ああ!嘆くがよい)(合唱)
6. Vulnerasti cor meum(私の心を喜ばせたが)(四重唱)
7. Alleluia, venite amici(アレルヤ!友よ、来て下さい)(Choeur)
8. Flos in flores [器楽曲](ヴィオール・アンサンブル)
9. O Mors, ero mors tua(おお死よ)(合唱)
10. Clamant clavi(釘が鳴く棘が鳴く)(合唱および独唱)
11. Ecce Aurora(暁を見よ)(合唱および独唱)
12. Dum silentium (あらゆるものが静寂のうちに)(合唱および独唱)
13. Jubilate Deo (神に向かって喜び歌え)(合唱および独唱)
14. Salve, Jesu piissime (イエスをたたえよ!)(合唱および独唱)
15. Ave Maria(アヴェ・マリア)(合唱および独唱)
16. Tota pulchra es (汝は万物の美)(四重唱)
17.テ・デウム(合唱および独唱)

レザール・フロリサン(声楽・器楽)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
録音:1993年4月

★ブジニャックは、16世紀末に生まれ、17世紀前半に活動した音楽家。その音楽は、250年以上歴史に埋もれ、発掘されてからもなお50年ほどは事実上無視されていました。彼は宮廷や教会には仕えず、また、当時彼の楽譜が出版もされていなかったからです。しかしその作品は、大バッハに勝るとも劣らぬ迫力の作品。たとえば受難のシーンをモテットに仕立てた作品(トラック2)では、ピラトと群衆のやりとりが音楽で再現されたいわば「対話」のスタイルによっています。磔刑のシーンの、群衆とピラトとのやりとりがソロと合唱で繰り広げられるのですが、バッハ以前にこのようなものが書かれていたのかと驚かされます。それにほかにも、リトルネッロのスタイルを用いて書かれたJubilate Deoなど、こんな作品があったのかと驚かされることの連続。クリスティが率いるレザール・フロリサンのやわらかな声楽がまた見事。器楽陣には、フィリップ・ピエルロ、上村かおり、ジェローム・アンタイ、ケネス・ヴァイスといった錚々たるメンバーが名を連ねております。

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