ブルックナー:交響曲第8番

ブルックナー指揮者カール・ベーム。
DECCA,DGへの録音の端緒となった、69年ベルリン・フィルとのライヴ!
ブルックナー:交響曲第8番/ベーム&ベルリン・フィル(1969年ステレオ・ライヴ)

  • アーティスト:カール・ベーム、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • レーベル:TESTAMENT
  • 品番:KKC-6068
  • 原盤品番:SBT-1512
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:¥2,530 (税込)
  • 形態:CD
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 (1890年稿)

カール・ベーム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1969年11月26日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)(STEREO)

★ブルックナーと同国(オーストリア)に生まれたカール・ベーム(1894-1981)。ハンス・リヒター(8番の初演者)と旧知の仲であった父親からの影響もあり、ブルックナーの音楽はベームが指揮者として形成されていく過程で、風景画の意味合いを持っていました。1936年に第4番を世界初録音(ドレスデンで、エレクトローラに)、48年にはVOXに第7番を録音。しかしながら、フルトヴェングラー死去後のベルリン・フィル(BPO)首席指揮者のポストは選考から漏れ、ウィーン国立歌劇場音楽監督の座は辞任に追い込まれて、56年以降フリーになったベームは、海外公演を積極的に行い、シカゴやニューヨークでブルックナーを盛んに演奏、評判を高めていきます。ところがDGにはヨッフム、カラヤンとのブルックナー録音計画がありました。ベームは、70年、73年にDECCAにウィーン・フィル(VPO)と第3番、第4番を録音、ベストセラーを生み出します。76年にはDGに第8番をVPOと録音しています。
★今回のCDはDECCA,DGへの録音の端緒となった、69年ベルリン・フィルとのライヴ!おりからベームは75歳、全盛期を極めた頃。晩年の遅いテンポではなく、きびきびと締まり、勢いのある演奏を展開。機能美満点のBPOを前に、全編無駄のない率直な指揮。ベームには複雑な音楽もシンプルに表現する天賦の才がありました。一方で、BPOの優雅な音色を活かした抒情美の創出も忘れていません。(なお、本録音は1890年稿をもとに、ハース版とノヴァーク版の出版譜を併用)
★真正のステレオ録音。会場の音も生々しく、響きます。冒頭から迫りくるBPOの金管、弦楽陣のパワー!極上のマスタリングが施されており、これが1969年とは思えないほど鮮明鮮烈な音質になっております。

◆レコード芸術 2019年12月号 特選盤

4909346019249

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