ハイドン:交響曲全集 Vol.13

  • アーティスト:トーマス・ファイ、ハイデルベルク交響楽団
  • レーベル:HAENSSLER
  • 品番:98-595
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

ハイドン:交響曲全集 Vol.13

ハイドン:
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93
交響曲第96番ニ長調Hob.I-96「奇蹟」
交響曲第97番ハ長調Hob.I-97

トーマス・ファイ(指揮) ハイデルベルク交響楽団
録音:2009年3月14-16日ハイデルベルク=ドッセンハイム、マルティン・ルター・ハウス(デジタル・セッション)

★強弱と緩急のコントラストをベースに、極端ともいえるアプローチでハイドンのおもしろさを、これ以上ないくらい分かりやすく提示するトーマス・ファイ。旋風を巻き起こし続ける交響曲全曲シリーズ第13集は、人気作の「ザロモン・セット」より第93番、第96番、第97番の3曲を収録しています。
「モーツァルトとベートーヴェンの交響作品と真剣に取り組んだのち、私は初めて、ハイドンの音楽への自分の愛情に気付いたことを白状します。以来、私の関心事はずっとハイドンの音楽に対して19世紀、20世紀と積み込まれてきた「伝統」を取り除くことにあります。」
このように語り、ハイドンを掘り下げてきたファイだけに、ここでもやはりさまざまな仕掛けが気になるところ。弦楽四重奏で開始される第2楽章が印象的な第93番では、そのラルゴ・カンタービレなど、ファイは速度もグッと落として、じっくり、しっとりと極上の美を聴かせてくれるはず。さらに、第97番の第2楽章では、現代音楽にも通じる特殊奏法“スル・ポンティチェロ”もポイント。昨今無双の過激ぶりで鳴らしてきたファイということで、ゾクゾクするような興奮を味わえることでしょう。
もちろん、演奏中のシャンデリア落下にまつわるエピソードの真偽はさておき、「奇蹟」のニックネームで親しまれている第96番でも、ファイは工夫を凝らした仕掛けを用意しているものとおもわれます。

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