ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》全曲

フルトヴェングラーの《フィデリオ》の中では最高の出来映え・・
嵐が吹きすさぶようなすさまじい《フィデリオ》が実現。(ジョン・アードイン)
フルトヴェングラー最高の《フィデリオ》(53年ウィーンでのライヴ)、世界初出LPのマスターテープから、ついに国内盤CDとしてよみがえる!!

  • アーティスト:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、マルタ・メードル、ヴォルフガング・ヴィントガッセン
  • レーベル:KING INTERNATIONAL
  • 品番:KKC-4228/9
  • 国内盤:(国内企画)
  • ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD
  • その他の製品情報:MONO
  • 収録時間:75:27 (CD1:第1幕) 66:15 (CD2:第2幕)
  • 付属品:日本語帯・解説付
  • 発売日:2020年8月20日発売予定

TRACK LIST

ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》 作品72 (全曲)(全2幕)

マルタ・メードル(ソプラノ:レオノーレ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール:フロレスタン)
ゴットロープ・フリック(バス:ロッコ)
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ:マルツェリーネ)
ルドルフ・ショック(テノール:ヤキーノ)
オットー・エーデルマン(バス:ドン・ピツァロ)
アルフレート・ペル(バリトン:ドン・フェルナンド)ほか
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音:1953年10月12日 アン・デア・ウィーン劇場、ウィーン(ライヴ)
音源提供:DISCOS, Milano
国内発売旧LP:セブンシーズK20C-417/9(1985.9.21)(オリジナルLPはチェトラFE-8/10)
国内発売旧CD:セブンシーズK30Y-10154/5(1992.6.21)(チェトラ輸入盤CDC-12の国内仕様)

★生誕250年を迎えたベートーヴェン・イヤーの2020年、フルトヴェングラーの“大物”貴重音源の登場。1805年《フィデリオ》が初演されたアン・デア・ウィーン劇場で1953年に行われたライヴ《フィデリオ》です。
巨匠がとりわけ愛好したオペラ、それは《指環》《トリスタンとイゾルデ》《ドン・ジョヴァンニ》《魔笛》《魔弾の射手》とともに《フィデリオ》でした。この《フィデリオ》には4種の録音(①1948年ザルツブルク・ライヴ、②1950年ザルツブルク・ライヴ、③本録音にあたる1953年ウィーン・ライヴ、④翌日以降に同じ顔ぶれで行なわれたEMIスタジオ録音)がありますが、この③、音質は④にこそ及ばないものの、明瞭明晰で解像度高く自然な音色で録音されていること、何よりも台詞もまじえた全曲のライヴ録音であること(④は台詞カットのセッション録音)、そして、生き生きとした音楽の流れの良さで、適度の緊張感をもって、豪華歌手陣も含めて演奏されていることなど、長所が見られます。
有名な録音だけにCD時代に入り、海外盤もいくつか発売されていますが、今回のKII盤の特徴は、「レオノーレ序曲第3番」演奏後の嵐のような拍手・歓声・床を踏み鳴らす音がマスターテープに遺された1分20秒余りそのまま収録されていることです。(CETRAのCDC-12も、拍手は15秒ほどでカットされていました)台詞の場面も含めて歌詞対訳は弊社HP(WEBサイト)に掲載します。フルトヴェングラーの遺産として大いなる価値があるCDの復活といえるでしょう。

★1985年、(市販)世界初出LPとなった伊チェトラ盤。ミラノ、ディスコス社制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は同年に国内発売しましたが、CDはチェトラ輸入盤(CDC-12)の国内仕様(K30Y-10154/5)で対応したため、マスターテープはキングレコードの倉庫に眠ったままになっておりました。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm/秒)から、キング関口台スタジオで35年ぶりにデジタル・リマスタリング!初のCD化になります。日本語解説書(浅里公三氏のライナーノーツ)付。台詞の場面も含めて歌詞対訳は弊社HP(WEBサイト)に掲載。(ブックレットに記載するパスワードを入力)
★アメリカの著名な音楽評論家ジョン・アードイン(1935-2001)は、ファン必読の名著で本録音を称賛しています。
「ウィーンでのライヴ録音と聴き比べると、EMIのスタジオ録音盤は失望せざるを得ない。監獄場面のメロドラマを除いてせりふが入っておらず、場面転換も息抜きなしに行なわれている。一連の音楽が終わっても感情的に解き放たれることがなく、次の音楽への気持ちの準備ができない。指揮者も歌い手たちも、マイクの前では舞台のときほど熱く垂れていない。概念と実行が理想的な形でまとまりを見せたのは、やはり1953年のライヴ盤であろう。個々のキャストに問題はあるものの、フルトヴェングラーの《フィデリオ》の中では最高の出来映えであり、嵐が吹きすさぶようなすさまじい《フィデリオ》が実現している。」
(ジョン・アードイン著 藤井留美訳《フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ》音楽之友社刊、2000年)

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